僕は20歳で妹は19歳です。
僕と妹は小さい時からとても仲が良く、
「チュッチュしよう」
とか言ってキスは普通にしていました。
お風呂も昔も今も一緒に入っています。
小さい頃は互いに男女とかの意識はしていませんでした。
しかし、それも思春期くらいになるとやはり変わってきました。
僕が中1、妹が小6くらいの頃から互いに意識し始めました。
そしてその年の夏初めて関係を持ちました。
僕と妹が関係を持ったきっかけは、愛です。
僕も妹もお互いを愛していました。
ただ、勇気がなくて僕も妹もそうゆう言葉を口にしませんでした。
あの時までは…。
夏休みに両親が母の田舎に帰って二日ほど家を空けた時がありました。
僕と妹は留守番です。
それまでは家に二日間も二人きりとゆうことはなかったんですが、二人で
いることには慣れているのでいつものように振舞っていました。
その当時はまだ家を建て替える前で狭かったので、僕と妹の部屋は二階で
共同で使っていました。
その時も、部屋で妹とテレビゲームをしたりして遊んでいました。
昼におやつ(某有名店のドーナツ)を食べていたとき、最後の一個の奪い
合いをしていました。
僕が、私が、と言って互いに譲らず、じゃれあっていた時不意に床に置いて
あった何かにつまづき二人で倒れこんでしまいました。
そして気が付くと僕が妹の上に覆いかぶさるような格好になっていました。
それまでにも同じようなシチュエーションは何度かありましたが、その時は
今までとは違いました。
互いにドキドキしながら見つめあい、少しの沈黙の後
「あや、僕はあやが好きだよ」
「私もお兄ちゃんが好き」
と互いに想いを告白しました。
もちろん、それまでにもそうゆうやりとりはありましたが、その時の
「好き」はただの「好き」ではないことは互いに分かっていました。
そして、それまでじゃれあってしていたようなキスとは違う、濃厚なキスを
しました。
とても情熱的で切ないキスでした。
そして互いに抱き合いながら関係を持ったのです。
その瞬間から僕と妹は兄妹ではありませんでした。
しかし、初めてなので上手くいかずにその時はあきらめました。
終わったあとはドーナツを半分こして食べました。
夜にもう一度体を重ねました。
その二日間両親はおらず、玄関などの鍵を閉めていたので誰もこず、電話も
かかってこず、いや仮にかかってきても二階の僕らには聞こえないので誰も
僕と妹を邪魔することはできませんでした。
ずっと抑えていた気持ちを互いに思い切り出し、二日間愛し合いました。
それから後は、親の目を盗んで体を重ねるようになりましたが、僕はいつも
思いました。
もしも、妹が妹でなかったら…
もっと違う別の出会い方をしていたら…
誰の目も気にすることなく彼女を愛せるのに…
と。
こうゆうことを妹に言うと妹は泣くんです。
「私はお兄ちゃんがお兄ちゃんだから好きになったんだよ。お兄ちゃんじゃ
なかったら嫌だ」
って。
そうゆう時はいつも抱きしめて慰めてやります。
そして、高校も大学も同じ学校に通い、今は二人で一緒に暮らしています。
そして今、妹は妊娠していてもうすぐ子供が生まれます。
僕の子供です。
両親は小さい頃からの僕たちを見ているので
「昔から仲が良かったお前たちが幸せになるならそれでいい」
と言って反対はしていません。
もちろん世間体とゆうのもありますが、生まれた時から今までずっとそばに
居た妹とこれからもずっと一緒にいられる。
妹は子供を産み、育てるため、僕は働くため大学を退学します。
とても幸せです。
僕は妹を心から愛しています。