アロマテラピーとやらに行って来た。女の間でやたらさわがれてるやつだ。
会社の後輩の誘いで、純粋に体と心が楽になるからとの言葉に最近イライ
ラ気味だった俺は行く事にした。風呂の後、後輩と別々の部屋へ。若い男
が白のポロシャツと白の半パンにテニスシューズと言ういかにも場違いな
かっこうであらわれた。女だとばかり思っていた。明かりが少し落とされ
静かな音楽と今まで嗅いだ事のない匂いが漂い始めた。カウンセリングの
時、気分を落ち着かせたいんじゃなく、楽しくしたいと答えてあった。そ
の香りは何とも甘くせつない、男の俺でもうなりたくなる香りだった。静
かながら確実に体のツライ部分に指が入って来て、何ともいい気分。表を
始めた時、頭の中がボーッとして、無数の指が這い回る感じに心が揺れて
もだえる。乳首に流れる指に反応する。男の俺でもここ、すげぇ。胸から
腹へ、そして下腹へ。毛の生え際をまわり亀頭にも圧力が強く弱くかかる。
目にはアイピローがおかれているので何をされてるのかわからない。だか
ら全神経が指に集中する。女房とヤる時やせんずりする時はこんなにジラ
さないからここまで長く微妙な快感の中をさまようのは始めて。狂いそう
な気持ちで悶えた。指が静がに中心から離れしばらくすると俺のが萎えて
来た。そして終了。出口で後輩とおちあい、帰る道、後輩が感想を聞いて
来た。正直に言うと ”そうっすよねっ!俺、ムチャクチャ気持ち良くて
前回、実は射精しちまったんですよ。サッと拭いてくれて、何事もなかっ
たかの様にマッサージ続けられて、俺、男にイカされてホモになっちまっ
たかと悩んでいたんすよ。気持ち良かったし。だから今日誘って、先輩の
感想を聞きたかったんすよ。よかったあ、俺だけじゃないんすよねっ”
”誰だって、気持ちいいだろう。最高だったな”と言うと後輩はホントに
うれしそうだった。帰って女房には気持ち良かったとしか言えないけど。