マッサージで感じちゃったセレクション

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偶然
投稿者:
田丸
中央線の某駅。
夕方、ふらふら歩いていると、高架下のうらぶれたビルの一階に、指圧店の
看板を見つけた。
かるく疲れているし・・・看板の電話番号に電話してみると、出張もできるが
この場でも揉んでくれるらしい。
すぐお願いすることにして、チャイムを鳴らした。
 中から出てきたのは、人が良さそうなおじさんで、マッサージは男性女性が
選べると言う。
迷わず、女性でお願いしますというと、せんべい布団が敷かれた部屋に通され
浴衣に着替え、くつろいで待つようにとの指示。
隣の部屋は、マッサージさんたちの待機室のようで、おじさんとおばさんの
しゃべる声が聞こえてきて、区切ってはあるけれど、廊下からは丸見えで、
変な下心なんぞはまったく成就しない雰囲気だった。
 ま、じっくり凝りをほぐしてもらおう・・・。
そう思い、仰向けに布団の上に大の字になった瞬間、部屋に入ってきた
マッサージさんと目が合った。
 「あれー?どうして?」
 以前、別の指圧院で、何度もお世話になった熟女の顔がそこにあった。
まじめな指圧院で行われた彼女のサービスにめろめろになった僕は、
週三日くらいで、通い詰めたこともあったほどで、不意に彼女が辞めて以来、
彼女の幻を求めるように、あちこちの指圧院に飛び込んでいたのだ。
勿論、彼女も僕のことを覚えてくれていた。
 なんとなく、密度の濃い空気に包まれたまま、時間が過ぎていく。
 僕も以前と同じ展開にはならないことを理解しながら、じりじりと思い出の
快感に酔いしれ、彼女もまた僕の胸のうちを十分に理解しながら、ここでは
出来ないもどかしさのようなものを、指先に込めてきているように思えた。
 背中から腰へと移る指先の離れ際、本当に微妙な感覚だけれど、単なる
ツボ押しではない、滑らせた指の余韻。
ほんの少しだけ長い指先のストロークが、彼女のかすかな息づかいと
シンクロして、うつぶせの僕の股間をいきり立たせた。
 ふくらはぎ、足の裏、両足を交差させて足首を伸ばすと、彼女は、
仰向けですと言う。
 
 恥ずかしいほどに反り返った股間をそっと横目で見て、彼女は足元ではなく
頭のほうに座った。
 「顔と頸のマッサージをしますね」
 隣の部屋からは、話し声や電話のなる音が聞こえ、出張に出かける
マッサージ師たちが出入りするのが見える。
 確かに、ここじゃ無理だろう。
 「前と一緒で、ピンピンだね」
 彼女がそっとささやく。
 「ほんと、偶然だね。でも、ここじゃ無理だから我慢してね。ごめんね」
なめらかな指が後頭部から滑り込み、首筋を引っ張るようにして終わると、
彼女は、時間よと言って、名残惜しそうに指先を離した。
 股間は今にも爆発しそうなままで、僕は立ち上がるのも辛いほどだった。
 「ごめん、全然おさまらないや。トイレで小便してくればおさまると思う。
トイレはどこ?」
 
 トイレは、ちょっと奥まった離れのような感じの場所にあった。
彼女は、
「お客様、トイレに行かれます」
と一言声をかけて、一緒についてきてくれた。
狭い通路の奥、玄関からも離れ、出かけるほかのマッサージさんたちからも
見えないスペース・・・。
まだビンビンだった僕は、目の前の彼女の手をぐいっと掴むと、いきり立った
股間へ持っていった。 
「我慢できないの?」
 拒否するかと思った彼女は、以前と同じ、とろんとした目で、僕の股間を
ぎゅっと握ってくれた。
 「すぐ、出してね。また、クビになっちゃうから・・・」
 やっぱり、前の店はクビになったのか・・・。
複雑な思いが胸を過ぎったけれど、もう我慢なんて出来やしない。
 意外に広いトイレに二人ではいると鍵をしめる。
胸が激しく鼓動を打ち、その鼓動に押されるかのように慌てて、僕はちんぽを
さらけ出した。
 「前と一緒、すごい元気。なんか、嬉しいよ」
 以前は、布団部屋で横になったまましゃぶってくれた彼女が、今は、狭い
トイレでひざまずき、僕のちんぽに舌を這わせている。
 たっぷりの唾でトロトロにした後、彼女は魔法の指でそっと包み込むと、
しこしこと扱きはじめた。
 「はやく、はやくね。うち、出張も出来るから、今度は呼んで!!
もっとすごいこと一杯してあげるから!!」
 僕の足がぶるぶると震えだしたと同時に、彼女は開いている方の手で、
カラッカラッとトイレットペーパーを引き出した。
 「いって!!いっていいよ!!受け止めてあげるから、飛ばしてっ!!」
 彼女の裏筋をなで上げる指先につられるように腰を突き上げると、僕は
彼女の左手のトイレットペーパーの中にドクドクと射精した。
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