姿見を用意して。
鏡の前には椅子をひとつ。
裸の私の太ももの上に、裸の彼が腰掛ける。
私の指は、彼の勃起したペニスをやさしく、いやらしくこすりあげる。
親指の腹で彼の亀頭を撫であげる。
鈴口に触れた瞬間、彼はのどをのけぞらして「あ〜」とため息をつく。
かわいい。
21歳の彼。
先日、就職先が決定して、これからは元の大学生生活に戻るんだとか。
その彼が、30代後半の私に抱かれている。
彼は振り向き、私の唇を求めてくる。
目を瞑り、唇を半開きにして。
その姿はとてもかわいい。
舌と舌が触れ合う瞬間、彼のペニスの張りはさらに高まる。
「鏡を見てごらん。君はいやらしいな」
と耳元で囁き、こすりたてるスピードを早める。
「あっ いきます」
彼が絶頂に達することを告げる。
その瞬間、こする手を止める。
「う〜ん」
恨めしそうに、腰を振りながら、鏡の中の私の顔を睨みつける。
まるで女だ。
大学で何を習ってきたんだ君は。
こんなことのために、親御さんは学費を出したわけではないだろうに。
「いきたい?」
私は意地悪く聞く。
「いかせてください」
彼は半分涙目になって懇願し、また私の唇を求める。
きれいなピンク色のペニス。
女性に対しては、高校時代の彼女との初体験にしか使った事がないそうだ。
「いかせてあげるよ。鏡の中のいやらしい自分の姿を見ながら、僕の手を
汚してごらん」
もう一度こすり始める。
「いく、いきます。出ます。」
彼が、本当に放出を告げる。
左手で彼の乳首を摘み上げる。
瞬間、彼の白い樹液が、フローリングの床に解き放たれる。
一部は姿見にまで飛ぶ。
男同士のセックスはAFまでという人もいる。
でも、AFは男を女の代用としているだけ。
陽根を持ったもの同士が、互いにその陽根を愛し合う。
私個人はこの形の方が、男性同士の愛としてふさわしいと思う。