いつものようにそれほど込んでいない電車に、うっつらうっつらしながら、私は乗っていました。
いつもドア前の吊革につかまって、半分寝ています。
それは次の駅で、始まりました。
急に人が乗り込んできたとき、私は手に持っていた鞄ごと後ろへ押されました。
一段落ついて、鞄が変に引っ張られます。
下へ下へと押されるんです。
よく見ると、ミニスカートの女の子のまたの間にすっぽりと私の鞄が挟まっています。
どかそうとして、下へ押していたんです。
そのときは、私もどかそうと思って、目で挨拶しました。
しかし、事故でもあったんでしょうか、その日に限って、異様に混んでいて、身動きがとれません。
困ったなあと思っていたところで、電車が急停車し、私はまた押されました。
と、手の甲にぐんにゃりした物が当たります。
ありゃりゃ、スカートの中にてが入っちゃった。
ごめんなさいって、言いかけたところで、女の子を見ると、
なぜかうつむいています。
私の胸は、もうドキドキものでした。
もしかして、いいんだろうか。
手に鞄を持っていましたから、そんなに動かせませんでしたので、
手の甲で4、5回撫でるようにしてみました。
そこで私はびっくり。
なんと、またを開いて、押しつけてきたんです。
もう鞄は、3本の指で持つだけです。
開いている人差し指と中指で、私はパンツの上からスリットを擦りました。
女の子はだんだんこっちによってきます。
と、ここで私は我に返りました。
だって、いくら混んでいても、ちょっと異様なポーズですよね。
肩半分下がったまま女の子に密着している男、
もろにちかんしてますよってポーズです。
私は強引に鞄を引っ張りました。
今度はすぐに抜くことができました。
しかし、これで終わりではなかったんです。
ほっとしている私は、またまた、んー?になりました。
今度は袖が引っ張られるんです。
なんと、女の子が私の手を引っ張って、誘っています。
もう、okなら、とばかりに私は、スカートの中へ、そしてそのままパンツの中に
手を入れました。
パンツの上からはちょっと湿っているなって感じだったんですが、直接触ってびっくり。
もう、そこはぬるぬる。
速攻で、クリットを見つけて、人差し指で弾くように擦りました。
女の子は私の腰に手を回して、顔を胸にうずめました。
腰が少しだけ動いています。
胸に女の子の息が当たります。
どんどん荒くなっています。
と、急に、びくっとしたようにし、小刻みに痙攣しました。
ああ、いっちゃったんだ。
それから、次の駅までの間、女の子は私に抱きついていたままでした。
ドアが開いて、私たちは押し出されました。
私は話しかけようと思いました。
そのとき初めて、女の子をまじまじと見ました。
うわあなんてかわいい子なんだろう。
うっかり私はどぎまぎしてしまいました。
一瞬の間があって、先に女の子が言いました。
ごめんね、胸に口紅が着いちゃったね。
そういって、女の子は走っていってしまいました。
ぽけーとして、女の子を見送っている間に、電車も発車しました。
あーあ、とこめかみをかいた私は、やっと我に返りました。
だって、指先はまだぬるぬるしたまんまだったんです。