忘れもしない9月12日、帰りの電車を降りた後、
改札口である女性に呼び止められました。
「おい、気持ち悪いんだよ」
車内でその女性の後ろ姿に興奮した僕は、
アソコを当ててしまっていたのです。
人目も気になり、何より立ち止まることが怖かったので、
そのまま僕は歩き出したんです。
しばらく後ろも振り向けずに歩いていたのですが、
ずっとその女性がついてきているのが分かりました。
それを確認した瞬間、足がすくんで動けなくなりました。
情けないですが、本当に怯えきってしまったのです。
すいません・・・すいません・・・
その場にうずくまって何度も謝りましたが、
一向に許してはもらえず、
僕はその場を走って逃げてしまったんです。
あれから3ヶ月・・・12月11日のことです。
とうとうあの女性に見つかってしまったんです。
この前家を聞かれても黙っていたので、
なんとかコンビニに入ってやり過ごそうとしました。
でも彼女も入ってきて、正面のコーナーまで来たんです。
そして、勝ち誇ったようにほくそ笑んだのです。
僕は急いでコンビニを出ました。
後ろを見るともう彼女も外に出てきていて、
仁王立ちでこちらを見据えているのです。
目の前の現実を信じたくありませんでした。
路地に逃げ込んで角を曲がっても曲がっても、
後ろを振り返るとこちらを見ている彼女がいます。
もう怖くて怖くて、走る力も出ませんでした。
なんとか遠回りをして、家に帰ることが出来たんですが・・・
確かに、僕が興奮してしまったのがいけなかったんです。
でも、若い男ですから反応してしまうこともあるんです。
3ヶ月経って追い掛けて、一体何をするのでしょうか。
普通僕なんて二度と会いたくない相手なはずなのに・・・
とにかく、彼女が何を考えてるか分からなくて、
今週は一日中それが気になって疲れてしまいました。
あの、人をいたぶるような目が頭から離れません。
いっそのことω潰しとかで許して欲しいです。