遂に昨日(2日)の朝、強気な女子に腕を掴まれ、ジエンドとなってしまいました。
この女子、手の甲で確認したときも、手の平で触り始めた時も、
嫌がる素振りが全くありませんでしたが、
電車が駅に着く寸前を見計らって、僕の手を掴んできました。
そして、駅に降ろされました。
「二度としないから許して欲しい」と嘆願しましたが、
許してもらえる気配がなかったので、駅ホームをダッシュで逃げました。
が、この女子、可愛い顔をして気がとても強いようで、
「痴漢です!誰かつかまえて!」と大声で叫ばれ、
途中、すっころんだこともあり、逃げる事を諦めました。
それから、駅員に駅事務所に連れて行かれ、
パトカーで警察署に運ばれ、とっても辛い36時間が始まりました。
約4時間程の刑事調べの後、始めての留置場体験です。
たまたま、同室の人達がいい方だったので、
あれこれ、教えて貰ったり、色んな話を聞くことができました。
が、そんな会話はもって1時間。
もともと、じっとしている事が苦手な僕には、
就寝時間までの長〜い時間はまさしく地獄でした。
同室の人が、漫画を薦めてくれましたが、読む気もせず、
その間、檻の中で色んな事を考えました。
会社の事(当然、無断欠勤状態)、親兄弟の事、
会社に運良く残れた時の今後の通勤電車での恥ずかしさ、等々。
正直、被害者への申し訳ない気持ちなどを思う余裕は全くありませんでした。
もちろん、想像してたよりも全然普通の晩ご飯(イカフライ弁当)も喉を通らず、
就寝時間になっても、殆ど眠れず、朝を迎えました。
布団を上げて部屋の掃除をし、一日一回だけの喫煙(これは意外でした)をすませ、始めての護送車による搬送を体験しました。
護送車までの移動、護送車を降りてからの移動は、
もちろん手錠をかけられ、同乗者が紐でつながれた状態です。
移動中、鏡に映った自分の姿に、涙が出そうになりました。
地検では同行室という檻の固い長椅子につめて6人ずつ座らされ、
同日に調べを受ける約300人の調べが終了するまで黙ったままの待ち時間を過ごさなければなりませんでした。
対面には、担当警官に逆らうやんちゃな入れ墨付きのおにいさんが座っていたので、目を合わさずにしなければなりません。
普通でも固い長椅子に座らされての約7時間は地獄だというのに...
僕の担当検事は女性の方で、結構、しつこく、ねちねちと嫌みと罵声を聞くことになってしまいましたが、
忍の一字でひたすら反省している姿をみせました。
結果的には、初犯(罪状は迷惑防止条例違反)ということで、本日、たった今、釈放されました。
日を改めて、地検に再び出頭するという事なので、一時釈放という扱いだそうです。
恐らく、次回の地検訪問時に罰金の話になると予想しています。
とりあえず、会社には明日から普通に出勤します。
不安は、同線を使用している会社の人間にばれていないかどうか、
また、被害者に民事告訴されないかどうかです。
当分は精神的に辛い日々が続きそうです。
今、痴漢をしている方々に意見するつもりはありません。
しかし、捕まると、そうとうな痛手です。
僕も捕まるまでは、「まさか自分は捕まらない」って思っていました。
けど、捕まる時は突然やってきます。
9月以降は、迷惑防止条例違反の罰金も、50万円になるそうです。
現在の罰金の10倍です。
で、これが払えないと、禁固刑になってしまいます。
今考えれば、僕は罰金が5万円の時に捕まってラッキーだったと思います。
貯金の無い僕が9月以降に捕まっていたら、確実に禁固刑でした。
そうなったら、全てを無くしてしまうところでした。
今は、被害者の女性に、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを持つことができます。
検事は「痴漢は再犯する事が多い」って言っていましたが、
僕は、もう、こんな思いをするのは絶対嫌なので、二度と痴漢はしません。
長文で申し訳有りませんでした。
最後に、まだ、捕まっていない方は、もう止めたほうが絶対徳ですよ。