痴漢で捕まり、罰金刑で有罪となった者です。
当時、ほんの出来心ではあったのですが、
というか、女性から身体を倒してきて、
明らかに誘ってきた(少なくともそう感じた)
と思って、愚かにも、それに軽く答えたつもりでした。
しかし、やはり自己嫌悪に陥り、
そのまま電車を降りて、ホームでぼーっとしていると、
鉄道警備員とさっきの女性がこちらへ向かってきて、
「あの人が痴漢です」と私を指差していました。
その瞬間にすべては終わりました。
警察へパトカーで連れて行かれ、
詰問されて、調書を取られました。
次の日に懲戒免職となりました。従って、
希望退職として計算した場合の退職金(数千万円)
も当然支払われませんでした。
妻と子は実家へ帰り、3ヶ月経った今も戻ってきません。
今は無職の身であり、固定資産税や光熱費等を考えて、
来月中に自宅を売却し、駅前のアパートに移る予定です。
自宅の価値も購入時の10年前の半分くらいに減っていました。
私はそれなりの会社で、それなりの立場に立つ者でしたが、
魔がさすということが一体どういうことなのか、その恐ろしさを味わいました。
痴漢は、どう考えても割に合いません。
一瞬で一生を台無しにします。