私は覗き歴6年の自称セミプロ。
主にビデオで撮影をして楽しんでいる。
これは二年前に私に起った三面記事未遂事件である。
二年前の夏、私は温泉覗き撮影を目的とした、一人ツーリングを行った。
(悲しい・・・)
まず三重県の有名温泉街で決行した。
しかしババアばかり。
やはりひなびた温泉街は若い子は来ない。
撮影する意欲もわかず、ビジネスホテルに一泊した。
翌朝、沈んだ気分のままバイクで山間部を走っていると、でっかい看板が!
看板には「○川青少年合宿所」。
時は夏。
女子校生、大学生は休み。
決まりました。
建物の近くまで行くと、マイクロバスが二台停まっている。
フロントガラスを見ると「○○高校吹奏楽部」とプラカードが貼ってある。
心のなかでオッ!ケー!と叫ばずにはいられませんでした。
まずは建物の下見です。
山に囲まれておりお風呂は丁度建物の裏側にありそうでした。
自分の高校時代の経験から、合宿なら7時くらいからお風呂に入ると目星を
つけ、ひとまず現場を離れ食事と準備に出かけました。
食事をし、虫除けスプレーをかけ、長袖を着て6時半に現場に戻りました。
まずはバイクを山の中に隠して建物に近づきます。
慎重に建物からもれる光に当たらないように、遠回りで裏側をめざします。
道のない山の中、真っ暗で足元も見れないのでなかなか進めません。
格闘する事30分。
ようやくボイラーの音が近づいてきました。
蛇口をひねると「ボッ!」と火がつき閉めると消える。
何度聞いてもいい音です。
風呂は高さ2メートル位の壁に囲まれていました。
幸い後ろは真っ暗な山肌なので、木の影に隠れて撮影には絶好の場所です。
石を何個か積み上げ、40センチ位の土台を造り、そーっと覗きました。
いました。
こちらに背を向けた二人の女子高校生です。
正面の鏡に映る、二人ともショートカットで一人はCカップ位でしょうか、
もう一人はAカップらしくほとんど膨らみがない。
しかし二人とも乳首は薄いピンク色をしており、なかなか可愛い。
急いでカメラを出し撮影する。
二人はもう髪の毛を洗ったようだ。
いろいろ音楽の事を話しながら、タオルを泡立てている。
その間私は彼女達の背中と半ケツを撮影する。
スクール水着の跡がはっきりと残っている背中。
やっぱり女子校生は最高です。
彼女たちはタオルでオッパイ、腕、足、背中と洗っていきます。
泡まみれの女子高生。
だぶん彼氏にも見せた事がない姿を私に撮られている。
二人は泡を洗い流し始め、立ち上がりお尻の間の泡を流している。
すらりと伸びた二人の足。
鏡に映るヘア。
彼女たちの生まれたままの姿は最高だ。
二人の浴槽につかる映像を撮るためワクワクしていたが、二人はそのまま
出ていってしまった。
どうやら最初に浴槽に入って暖まっていたようだ。
しょうがないと諦めて次のターゲットを待つ。
これからが三面記事未遂である。
経験者はわかるだろうが覗きは圧倒的に待ち時間の方が多い。
撮影から一時間経過しても誰も来る気配がしない。
ちょっと休憩と土台を降りる。
買ってきたペットボトルのお茶を飲む。
すると20メートル先のヤブが「ガサガサガサ!」と音をたてた。
とっさに反対方向に逃げる。
結構でかい木があり登って様子をうかがう。
目も暗闇に慣れ注意深く見るとフー!フー!と鼻息荒く、でかい犬が来る。
ん?ちがう!イノシシだ!
それもでかい。
体長1メートルはあったのでは?
イノシシは盛んに鼻を地面にこすり付けて匂いを嗅いでいる。
私は木の上で震えながら
「あっちに行け」
「こっちにくるな」
「神様もう覗きはしません」
と祈っていた。
イノシシは5分位嗅いだ後どこかえ行った。
私はイノシシの気配がなくなって1時間位してから木の上から降り一目散に
バイクの場所まで走り、退散した。
危うく三面記事に「イノシシ覗き者を退治」と載るところであった。
勿論神様に約束した覗きをやめる件は、政治家の公約の様なものである。