俺のかなり苦い失敗談です。
俺は中1のころから狩りをしていた。
学校の帰りに駅で好みの女子高生を待ち構えて尾行し家を突き止めるという手口で
ある1人の美人女子高生の下着（干してあるやつ）を１０日間連続ぐらいで盗っていた。
しかも学生服姿で白昼堂々と下校途中（今考えればかなり馬鹿だった…）。
そしていつものように学校からの帰宅途中に塀を越えて
干してある下着を手にして帰ろうとした瞬間、「ガチャ」という音がして、
その家のオヤジと大学生風の男（ターゲットの兄?）が血相を変えて出てきた。
俺は一目散に逃げた。
来た塀を登りきった所でオヤジに足をつかまれ、もがいていると塀からまっ逆さまに落ちた。
相当痛かったが何とか無事だった。
収穫物をポケットに詰め込み、もと来た道を逃げた。
案の定さっきのオヤジとその息子が追って来た。
俺はかなり足が遅く、しかも通学カバン（捨てるわけにもいかない）を
持っているため直ぐに追いつかれそうになった。
そこで俺はカバンにガス銃（当時流行っていた）があったことを思い出し逃げながら取り出した。
そして３ｍ程後ろを追ってくる息子の顔を撃った。
ガス銃だから連射でき、8発くらい顔面に撃ったらその場に倒れこんだ。
さらにその１０ｍ位後ろを追ってくるオヤジにも顔を狙って一発撃った。
そしたら見事命中しオヤジは目を抑えてその場にうずくまった。
息子の方が起き上がりそうだったので逃げながら撃ったがもう弾は入っていなかった。
そして天竜川沿いに逃げていると俺の前にいた通行人に、いつのまにか復活したオヤジが
「そいつを捕まえてくれ」
と言うとその通行人も俺を捕まえようとしていたので、天竜川を泳いで向こう岸まで渡ろうとした。
通行人とオヤジは何故か追って来ず川岸から俺に石を投げていただけだったが、
息子の方が追ってきた。
顔を見ると完全にぶちギレている。
しかし、そいつは泳ぎが下手で差は開いた。
対岸の塀によじ登ろうと思ったが、水分を含んだ衣服がかなり重く登れず
息子との差も詰まってきたので下流に向かって泳いで逃げた。
そして排水が流れ込む比較的大きな水路（トンネル状で中は真っ暗）に逃げ込み
走って５００ｍくらい逃げた所で梯子を登り、上のマンホールから脱出した。
諦めたのかもう追ってこない。
まさに映画『逃亡者』のリチャード・キンブル顔負けの逃走劇だった。
そして近くの寺に逃げ込みほとぼりが冷めるのを待っている間、
苦難の末Getしたお宝を確かめた。
いつも通りジャーブラ１枚とパンティー1枚を盗ったはずだったが何故かパンティーしかない。
しかもずぶ濡れ＆ドブ臭い。
痛みが走った足の指を見ると生爪がはがれていた。
小遣いを貯めて買ったガス銃も川に落としたようでなくなっていた。
すっかり意気消沈した俺は狩ったパンティーを寺にあった地蔵の頭にかぶせ家に帰った。
親には川で釣りをしていて川に落ちたなどと適当なことを言って、
ごまかし次の日は兄貴のカバンと学生服を借りて学校に行くことにした。
そういえば前に万引きした奴がいて、逃げたが犯人の特徴と顔を見た店主が
学校に来ていたことを思い出し、俺はその日のうちに床屋へ行き丸刈りにし変装した。
幸いあのくそオヤジも学校には来ず、俺は捕まらなかった。
俺個人の意見だけど、やはり狩りは夜のみとし、
1件を集中的には狙わず、万が一の時のため武器は必要だと思う。
スタンガン（護身用静電気発生装置）なんかもいいような気がする。
銃でお勧めなのはグロック17のガス。
かなり小型でしかも強力だよ。
