下着の誘惑セレクション

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オカズの下着は元ある場所へ
投稿者:
笛地一徹
1月の初め。
家族と共に山形の蔵王スキー場へ行ってまいりました。
 ホテルのチェックインを済ませたあと、私は、あるカップルをマークして
おりました。
男女ともに20代後半。
女は美系のアマゾネスタイプ。
 二人は車から降ろした荷物をホテルのロビーの隅へ置き、チェックインを
済ませることもなく、必要な道具だけを両手に早々とスキー場へ。
 私ども家族もスキー場へ。
 頃合を見はかり、スキーに夢中の家族をその場に残し、私はスタコラサッサと
ホテルのロビーへ。
 ロビーの隅は、泊り客よりも一足早く着いた宅配物でいっぱいであります。
 その中に、目をつけていたカップルの荷物もあります。
 何食わぬ顔で、一目でそれと判る女性用の赤い荷物バッグに近づき、
ガサガサゴソゴソ。
 ロビーに人はおりましたが、俺の荷物だ、と言わんばかりの私の態度に、
誰も奇異な目を向けません。(これ、極意です)
 みっ〜け。
 バッグから出てきた桃色のキンチャク袋の中には、妖艶なる濃紺色の
キャミソールとツインのスキャンティ。
 チェックインを済ませていた私は、それをスキーウエアーの下に忍ばせ、
自室へゴーっ。
 スキャンティのバックは幅広で、肉づくヒップの全体を覆うデザイン。
フロント部は狭く、恥骨と陰毛部だけを隠すような白い花柄のレースが
彩りを添えております。
シルクの光沢が男根をそそります。
 ご使用前の、洗いじたての洗剤の香りが鼻先に漂いますが、白い綿の
クロッチの底はうっすらとした黄染み色。
 美系の彼女が今宵は彼氏と楽しく、と用意した妖艶なるスキャンティーと
キャミソールも、私の精液とフグリの垢とアヌスの匂いで見るも無惨な姿に変貌。
そして、この後が大事なのです。
 「オカズにした下着は必ず元ある場所へ戻しましょう」
翌日、朝食のバイキングで見かけた被虐のカップルは、さも何事もなかった
かのように、熱いコーヒーをすすっておりました。
いひひひ…。
いやあ、悪趣味ですな。
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